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精灵=妖精?お母さんが妖精なんて、メルヘンだなあ、と、タイトルから想像していたテーマとは全然違うお話でした。
ある日突然、自分の母親が人間ではない異界の者だと知ってしまった女の子。しかもそれを知った直後に、普通の人間である父親が「”精灵”と暮らすのはもう嫌だ、離婚したい」と言い出して、これまでの平凡な生活が一転する。
中国の子供が背負っている受験へのプレッシャーについて、情報としては知っていたけれど、こうして物語の中で主人公に寄り添うことで、改めてその大変さ深刻さを実感しました。
受験生はもちろん、「こんな不毛な受験勉強、できればやらせたくないけれど、落ちこぼれた後の子供のことを考えると怖くて仕方なく…」という親の気持ちもよくわかります。
約65,000字。
好き ☆☆☆★★
エンディングへの決定打となる主人公の嫌悪感に、納得できない…。そのくらい許したっていいんじゃない?と思ったり。レビューを見ると、同じように考える人も少なくないよう。
読みやすさ ☆☆☆☆★
小学校中・高学年~向けなので、難しい単語は出てきません。登場人物も少ないので、混乱せずに読めるでしょう。
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