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裸婚 介末
朝日新聞グローブの記事を読んで、手に取った1冊。
離婚話、しかも著者の実体験となると、正直読むのがきつかったです。
“表面上,他外遇;本质上,不爱了。” と著者が率直に語っているように、離婚の理由は相手だけでなく自分にもあるわけで、彼らの諍い・すれ違いのひとつひとつに、私も心当たりがあり、直視するのがこわいような複雑な気持ちになってしまいます。
厳しい住宅事情・財産分与の難しさから、離婚後も同居する夫婦(果ては妻の再婚相手とも同居…)を描いた叶兆言「马文的战争」とつい引き比べてしまいます。
著者は新しいパートナーを見つけ、再婚します。再婚に至るまでのイチャイチャぶりを読んでいると、最後のページがこの本の一番最初のページにつながり、メビウスの輪を作っているんじゃないかという、一抹の不安がよぎるのですが…余計なお世話ですね。
内容:結婚・離婚・再婚がテーマの実体験を基にしたエッセイ
文字数:約130,000字。
好き ☆☆★★★
社会事情を知るのには役立つと思いますが、再読はあまりしたくないかな…
読みやすさ ☆☆★★★
会話文が多く、内省的な文章も同じくらい多いです。先が気になる小説のように、ぐいぐい読ませるタイプの本ではないので、途中で飽きてしまう可能性も。
2010/11/04 本の紹介--エッセイ Trackback() Comment(0)
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